1)全身体力消耗状態の客観的側面、主観的側面についての評価方法の研究 (1)実生活でのADLの実行状況、訓練評価時の能力、日中の生活活動度を評価・測定する評価用紙を作成した。 (2)全身体力消耗状態の主観的側面について、日常生活における自覚的疲労度及び疼痛などの症状を測定する質問紙を作成した。 2)リハビリテーション・プログラムの内容の標準化と適応基準の確立。 疾患、自覚的疲労度、疼痛、ADL、生活活動度等に基づいて、入院でリハを行う末期癌患者20例において評価とリハ及びケアの計画、経過についての調査を行った。その結果より、以下のようなリハ・プログラムの標準化試案を作成した。 (1)リハ医が直接指導・訓練を行う内容-疾患レベル・上記指標のすべての日内変動がある場合のADL訓練と生活活動度の指示 (2)看護婦が行う内容-(1)と同じ状態での実生活でのADL実行状況の確認と指示 (3)理学療法士・作業療法士が行う内容-疾患レベル・上記指標の日内変動がない場合のADL訓練
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