本年度の研究計画は次の4点であった。1 国内外のNGO関連文献・広報資料・記録などの読み込みとノート作成。2 アンケート協力依頼のための諸NGO団体へのアクセス(第1次調査)。3 NGOスタッフへのアンケート依頼と調査(第2次調査)。4 調査データの集計と分析。 1 文献調査は主として6月末まで集中的に行なった。また、7、8月にも断続的に行なった。NGOやその活動への関心とNGOスタッフの活動環境への関心の間の大きなギャップを再認識した。 2 国内外で活動するNGO団体を訪問して、その活動スタッフより、その活動環境に関する貴重な情報を得た。また、アンケート調査への協力依頼は、訪問のみならず電話や郵便にてもなされたが、多くの団体より協力の申し出とともに、アンケートの方式やアンケートの質問項目等について、非常に建設的なアドバイスを得ることができた。 3 アンケートの質問項目は40にしぼりこんだ。所属団体について尋ねる問いが7つ、回答者自身とNGOの関係について尋ねる問いが20、NGOからの収入・待遇を尋ねる問いが6つ、そしてその活動の将来展望を尋ねる問いが7つ、である。また、択一式を主とし、記述方式は最小限に止めた。このアンケート調査は本年の2月に行なった。約350の団体の代表者宛てにアンケート依頼書とアンケート用紙を発送した(なお、回答者はあくまで活動スタッフ個人なので、代表者宛ての封筒に3〜8組のアンケート用紙を封入した)。3月10日現在で約200の回答を得た。 4 現在データをコンピュータへ入力中である。
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