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1998 年度 実績報告書

製造業と流通業のパートナーシップ-食品業界におけるECRの可能性に関する研究-

研究課題

研究課題/領域番号 10873011
研究機関同志社大学

研究代表者

尾崎 久仁博  同志社大学, 商学部, 助教授 (10214123)

キーワードパートナーシップ / ECR / カテゴリー、マネジメレト / 戦略提携 / 小売イノベーション / 業態革新
研究概要

1 アメリカの食品業界におけるECR(efficient consumer response=効率的な消費者対応)の実態について
(1) 情報システム等のインフラストラクチャーの整備という点では進展しているものの、他社との差別的優位性をもたらすようなパートナーシップについてはさほど進展していない。製造業と流通業の包括的なパートナーシップがどこまで可能か模索している状態である。
(2) 最近ではECRよりもカテゴリー・マネジメントという概念の方が重視されてきている。このことは、小売店頭での品揃えをめぐって製版が協力することが1つの重要な軸になってきていることを示している。
2 スーパーマーケットにおけるイノベーションの創造と模倣について
(1) セルフ・サービスとキャッシュ・アンド・キャリーを核にして業態革新がなされていった。しかし、このような店頭でのイノベーションだけがスーパーマーケットの優位性をもたらしたわけではない。
(2) 遠隔地への大量輸送と保管という物流機能と、それを効率的に遂行するために必要な情報機能におけるイノベーションが存在していたことが推測される。また、組織管理の点でも革新がなされたことと考えられる。これについての具体的な検討は今後の課題である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 尾崎 久仁博: "小売システムの発展に関する分析枠組み-イノベーションと影響要因を中心に-" 李刊経済研究(大阪市立大学経済研究所). Vol.21 No.3. 3-21 (1998)

  • [文献書誌] 尾崎 久仁博: "流通パートナーシップ論" 中央経済社, 246ページ (1998)

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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