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1999 年度 実績報告書

社内分社制のもとでの社内資本金制度と社内金利制度に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 10873016
研究機関筑波大学

研究代表者

門田 安弘  筑波大学, 社会工学系, 教授 (10078991)

キーワード分権管理 / 事業部制 / 社内金利制度 / EVA
研究概要

企業における新規事業や設備投資決定など、重要な投資決定の権限を社内の事業部門に大幅に与えている会社では、事業部門ごとに貸借対照表を作成し、そこに社内的な資本金を設定し、また本社が社内の事業部から投下資本に対して金利を取る事が多い。このようなシステムは欧米にはないので欧米では研究もされておらず、日本独自なシステムであるから、これを研究することは、まさに世界的にみて「萌芽的」な研究である。この研究は平成10年度・11年度・12年度にまたがる。
平成11年度は、次の研究を行った。
(1) EVAおよび「事業部組織の国際活動の評価」について最近の文献の研究を行った。
(2) 日本で事業部貸借対照表を作成しているもとで、社内金利制度としてのEVA(Economic Value Added)を採用している主要な会社(花王および松下電器産業)を聞取り調査した。
(3) EVAに関するわが国における実証研究を行った。その研究成果を原稿にまとめたが、研究発表はこれからの予定である。
(4) また日本学術会議の会計学研究連絡委員会の研究報告書『会計の国際化』の中に、「グローバル企業の業績管理会計システム」を収録した。この報告書は平成12年度早々に刊行予定である。
平成12年度は、上記のわが国におけるEVAによる業績評価システムの効果に関する実証研究をまず国内の学術誌に投稿する予定である。あわせて、私の主宰する研究グループのプロジェクト「組織デザインと管理会計システム」を立ち上げ、その中のひとつの重要な柱として本研究のテーマを取り上げ、研究成果を書物の形で刊行する予定である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 門田安弘: "グローバル企業の業績管理会計"日本学術会議・会計学研究連絡委員会編「会計の国際化」. (刊行予定). (2000)

  • [文献書誌] 門田安弘・浜田和樹・李健泳: "日本のコストマネジメント"同文舘. 322 (1999)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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