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1998 年度 実績報告書

光学の数理解析学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 10874032
研究機関お茶の水女子大学

研究代表者

真島 秀行  お茶の水女子大学, 理学部, 教授 (50111456)

キーワードエアリー関数 / 虹 / 不確定特異点 / ストークス現象 / 漸近展開
研究概要

1) ビーズを発泡スチロールの平板に均一一層に張り付けた人工虹スクリーンに単一6本のマグランプで光を照射すると緑色と紫色が5〜6回交互に現れる過剰虹が肉眼で見られることを発見した。自然光よりも鮮明に見える。カメラによる撮影も行ったが肉眼で見る程の回数のものを撮れていない。研究集会や講義・セミナーで学生等には、この組み合わせで、過剰虹を体験して貰っている。
2) 別件で夏休みにイギリスに行く機会があり、ビデオを持参したところ、過剰虹を自然界で初めて見る機会に恵まれた。ビデオで撮影したが、白っぽい過剰虹はあまり鮮明に写っていなかった。今年度も別件で行く機会があるので、鮮明な映像を撮れることを祈念している。また、以前から、散水の時にも虹が現れるのを知ってはいたが、適当な時間帯・場所で過剰虹が見えること体験した。(2月初め午前北方向の暗がりに散水している時に見えた、撮影はできなかった。)
3) 数学的には、一般エアリー関数の変数を適当に制限してやることによりにより、エアリー・ハーディーの関数に還元されることを大学院生を指導しながら発見した。
4) ベリーらの凹凸のある硝子に光を照射してカスプ状の過剰虹が発生するという実験の文献を知った。これを説明するのに使われる、パーシー積分の2変数関数としての漸近展開を3)を手がかりに調べていきたいと考えている。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 真島秀行: "虹" 数学セミナー. 38. 1-1 (1999)

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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