研究概要 |
報告 次々世代の実験(mv<<0.1eVのsensitivity)を目指した磁場閉じ込めタイプ・スペクトロメータの実現可能性を検討することが課題である。 球形または楕円体(長軸を磁場対称軸とする)に近いスペクトロメータを想定する。100ガウス程度の中央磁場部に箔膜線源(100μm^t,S=10m^2)を設け、10-20kガウス程度の軸両端部の検出器にて電子を補足し、エネルギー、位置、時間情報を得る。粒子を閉じ込めて立体角を大きくし、複数情報でバックグラウンドを除去するアプローチである。ポイントは、閉じ込め、かつ軸端で引き出すことができるか?を定量的に判断することである。残念ながら、プラズマ閉じ込めの場合と比べ、磁場強度分布と粒子のエネルギーが異なるため、複雑である。解析的に解けないことが判明した。名大にて計算機数値計算を進めている(加速電圧の設定も含めて)。また、企業と設計、検討も行った(特に、磁場分布について)。一方、天然Moの線源としての加工は可能;エネルギー損失の効果は影響なくできる;国際協力研究で高純度Mo入手可能、なども把握することができた。
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