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1998 年度 実績報告書

高等植物におけるオルタナティブスプライシングによる情報発現制御

研究課題

研究課題/領域番号 10874123
研究機関岡崎国立共同研究機構

研究代表者

西村 幹夫  岡崎国立共同研究機構, 基礎生物学研究所, 教授 (80093061)

キーワードオルタナティブスプライシング / ピルビン酸レダクターゼ / アスコルビン酸ペルオキシターゼ / 光制御
研究概要

近年、植物においてもオルタナティブ・スプライシングによる調節の重要性が指摘されつつある。我々は、カボチャにおいて、緑葉ベルオキシソーム酵素のヒドロキシピルビン酸レダクターゼ(HPR)と、葉緑体のアスコルビン酸ベルオキシダーゼ(APX)の生成にオルタナティブ・スプライシングが関与し、各々、細胞内局在性の異なる2種類のアイソザイムが生成すること(HPR1は緑葉ベルオキシソームに、HPR2はサイトソルに、sAPXはストロマに、tAPXはチラコイド膜に局在)を明らかにしてきた。今年度は、このオルタナティブ・スプライシングの調節機構の解明を目的として、形質転換植物体の解析ならびにカボチャ種子発芽時におけるスプライシングの挙動を検討した。暗所下のカボチャ幼植物体を明所に移すと、HPR2とtAPXの生成が誘導されること、また、器官特異性の解析から根のような光が当たっていない器官では、tAPXに比べてsAPXが多量に存在することが明らかとなった。これらの結果は、このオルタナティブ・スプライシングが光により制御を受け、各々の器官におけるオルガネラの機能獲得と密接にリンクしていることを示唆している。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Mano,S.: "Light regulates alternative splicing of hydroxypyruvate reductase in pumpkin." Plant J.(in press).

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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