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1999 年度 実績報告書

アクティブネットワークコラボレーションに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 10875077
研究機関東京大学

研究代表者

森川 博之  東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 助教授 (50242011)

研究分担者 青山 友紀  東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (80292895)
キーワードコンピュータネットワーク / マルチキャスト / 階層型マルチキャスト / リライアブルマルチキャスト / アクティブネットワーク / 輻輳制御 / レート制御 / ルータ
研究概要

本研究の目的は、長い間の夢であったマルチメディアコラボレーションを実現するためのネットワークサポート技術を開発することである。これに向けて、本年度は、階層型マルチキャストのためのネットワーク支援型レート制御、スパースモードルーティングに適した階層型マルチキャスト輻輳制御、アクティブリライアブルマルチキャストの再送フロー制御に関して検討を進めた。
階層型マルチキャストのためのネットワーク支援型レート制御
ネットワーク内に分散配置された階層型マルチキャスト対応ルータによるレート制御を行うことにより、階層型マルチキャストに要求される「パケットロスの防止」と「セッション間の公平な帯域割当の保証」を実現するネットワーク支援機構を構築した。具体的には、ルータにおいてシグナリングを行うと共に、ルータ間のシグナリングを行う手法について詳細な検討を進めた。
スパースモードルーティングに適した階層型マルチキャスト輻輳制御
スパースモードルーティングを行うネットワーク上で階層型マルチキャストを効率良く行うための輻輳制御手法を開発した。エンド・エンドの輻輳制御では階層毎に異なるルートを経由することを考慮する必要があることを明らかにし、パケットロスを最小限に抑制するために複数階層の受信を同時に中止するメカニズムを導入した輻輳制御手法について検討を行った。
アクティブリライアブルマルチキャストの再送制御
リライアブルマルチキャストを行う上で最も重要な課題とも言える再送の最適化を目的として開発したアクティブリライアブルマルチキャストにおいて、再送フローが受信性能に与える影響を明らかにした。さらに再送フローによる受信性能の低下を防止するために、再送を行う時間間隔をネットワーク状態に応じて適応的に変化させる再送フロー制御を開発した。

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] Yoshitake Tajima: "Reliable Multicast using Adaptive Caching"International Conference on Computer Communication 1999 (ICCC '99). (1999)

  • [文献書誌] Yoshitake Tajima: "Active Network support for Reliable Multicast"5th Asia Pacific Conference on Communications (APCC '99). (1999)

  • [文献書誌] Masato Kawada: "Multiple Streams Controller for Layered Multicast"5th Asia Pacific Conference on Communications (APCC '99). (1999)

  • [文献書誌] 川田 雅人: "複数の階層型マルチキャストストリームの統括受信制御手法"電子情報通信学会情報ネットワーク研究会. IN99-16. (1999)

  • [文献書誌] 中内 清秀: "階層型マルチキャストにおけるネットワーク支援機構"電子情報通信学会情報ネットワーク研究会. IN99-172. (2000)

  • [文献書誌] チャン ハグエン: "スパースモードに適した階層型マルチキャスト輻輳制御手法"電子情報通信学会情報ネットワーク研究会. 発表予定. (2000)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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