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1998 年度 実績報告書

MR拡散、強調法を用いた脳器質病巣の描出と変化の推移

研究課題

研究課題/領域番号 10877143
研究機関埼玉医科大学

研究代表者

榎本 京子  埼玉医科大学, 医学部, 講師 (50232963)

研究分担者 平敷 淳子  埼玉医科大学, 医学部, 教授 (60008589)
渡部 恒也  埼玉医科大学, 医学部, 助教授 (50056313)
キーワードDiffusion weighted MRI / epilpsy / encephalitis
研究概要

本研究は、急性期けいれん重積患者のEcho planar拡散強調画像の有用性の検討を目的に行われた。
年令0歳から29歳までの(平均3歳)の急性期けいれん重績患者17例に対し、けいれん発作発症後1-15日で通常のSE法に加えて、Fast SE法,T1,T2,プロトン強調画像(EPI-DW)を撮像した。Echo planar拡散強調画像(EPI-DW)を撮像した。撮像には,1.5T超伝導装置を用い、至適パラメターはTR/TE;3000/106msec,b value; 300,1000,1100s/mm^2,MPG pulse axses;x,y,zと3軸に印加した。
結果では、脳実質異常所見をEPI-DWで15例に、SE法ではわずか4例に認められ、SE法のみで描出された異常はなかった。また、EPI-DWでは病変の分布は半球全域の拡散低下所見5例、2葉以上に多発した局所の異常8例、局所のみの異常2例であった。7例では白質と灰白質に、白質のみ4例、灰白質のみ4例であった。病変の拡散低下は印加パルスの方向に依存しなかった。経過観察のできた11例のEPI-DWでは、異常所見の消失3例、改善4例、変化なし1例、脳軟化症への進行3例であった。異常所見の原因について、また予後の予測については言及できなかったが、けいれん重積責任病巣の検出に極めて鋭敏と結論できた。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Kyoko Enomoto: "Evaluation of in vivo intrauterine fetal brain Development & abnormalities using rapid MR lenopizy methods" ISMRM PROCEEDINGS 1998. (1998)

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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