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1999 年度 実績報告書

ラットマウス全胚培養下の遺伝子制御による心奇形関連遺伝子の研究

研究課題

研究課題/領域番号 10877168
研究機関鹿児島大学

研究代表者

西 順一郎  鹿児島大学, 医学部, 助手 (40295241)

研究分担者 前野 伸昭  鹿児島大学, 医学部, 助手 (20305113)
野村 裕一  鹿児島大学, 医学部・附属病院, 講師 (90237884)
吉永 正夫  鹿児島大学, 医学部, 助教授 (10145469)
キーワード全胚培養 / マウス / オリゴヌクレオチド / eHand
研究概要

1.全胚培養下マウス胎芽へのオリゴヌクレオチド投与
妊娠7.5日(膣栓確認を胎生0日)のICRマウス胎芽をRotator systemで全胚培養。心臓特異的bHLH型転写因子であるeHANDのmRNA開始コドンから20merのアンチセンスS化(phosphor otioate型)オリゴヌクレオチドを10μMの濃度で,胎生8.0日(体節4〜5)の羊膜膣内への0.5μlマイクロインジェクションした。コントロールとして同領域のセンスS化オリゴヌクレオチドおよびPBSを同様に投与し,胎生10.0日に形態観察した。コントロールのPBS投与群では非投与群と同様の発育を示した。形態的にはセンス,アンチセンス投与群ともPBS投与群にくらべて発育不全が見られたが,頂殿長と頭長がセンス投与群(n=11)で平均25.5±1.5mm,6.8±1.3mm,アンチセンス投与群(n=12)で22.5±2.9と4.9±1.0mmとアンチセンス投与群で有意に低形成が著明であった(p<0.01)。心形態ではアンチセンス投与群で3/12(25.0%)にループ異常(l-loop)がみられた。
2.間葉系細胞へのオリゴヌクレオチドの細胞傷害の検討
マウス間葉系培養細胞10T1/2の培養上清中にオリゴヌクレオチドを投与し細胞毒性をMTT法で検討した。10μMの濃度までは細胞傷害は起こらず、50μMでは増殖が抑制された。

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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