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2000 年度 実績報告書

Pharmacologic MRI法を用いたパーキンソン病モデルの評価

研究課題

研究課題/領域番号 10877215
研究機関岡山大学

研究代表者

浅利 正二  岡山大学, 医学部, 教授 (40175857)

研究分担者 小野 恭裕  岡山大学, 医学部, 助手 (40294409)
富田 享  岡山大学, 医学部, 助手 (90237115)
伊達 勲  岡山大学, 医学部・附属病院, 講師 (70236785)
キーワードMRS / 6-OHDA / NAA / クレアチン / コリン
研究概要

1.5テスラ臨床機では、ラットの小さな脳でのMRS(Magnetic Resonance Spectroscopy)を撮像し正確な信号を得ることは以前までは不可能だったが、特殊なソフトウェアの導入およびラット脳の撮像に適したケージの作製により、それが可能となった。
そこでラットの線状体に6-OHDA(6-hydroxydopamine)を20μg注入しパーキンソン病モデルラットを作製し、線条体を中心に設定した5mm^3のROI(region of interest)にてMRSを撮像し、normal ratから得られた結果と比較検討した。
撮像パラメーターは以下のとおりである。
1.5テスラ臨床器MRI(GE Mesical System社製)、MRS、TE:30ms、TR:2000ms、number of acquisition:256、total acquisition time:9分20秒
結果は、パーキンソン病モデルラットではnormal ratと比較して、2.0ppmにおけるNAA(N-acetylaspartate)のsignal peakが減少し、3.0ppmのCreatineおよび3.2ppmのChorineのsignal peakは減少した。
この結果は、ハーバード大学のAnna-Liisaら(Nature Medicine.4.11.1998)がサルのパーキンソン病モデルにて行ったMRSの結果と一致している。
この結果により、小動物における本研究の可能性が示唆された。
我々は、さらにGDNF(glial cell line-derived neurotrophic factor)を注入し加療したパーキンソン病モデルラットにてもMRSを撮像し、加療の評価がMRSにて可能かどうか検討している段階である。

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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