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1998 年度 実績報告書

鼻粘膜薬物吸収におけるトランスポーターの役割に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 10877268
研究機関杏林大学

研究代表者

長谷川 誠  杏林大学, 医学部・耳鼻咽喉科学教室, 教授 (70014107)

キーワードトランスポーター / 鼻粘膜 / 多選択性有機アニオントランスポーター / モノカルボン酸トランスポーター / human OAT1
研究概要

平成10年度においては、ヒト下甲介鼻粘膜にトランスポーターが存在するかどうかについてのスクリーニングを行った。多くの組織に存在することがすでに確認されているモノカルボン酸トランスポーターと、腎においてその存在が確認されそのアミノ酸配列およびDNAの塩基配列が決定されている多選択性有機アニオントランスポーターについての検討が行われた。手術時に採取された鼻粘膜一部を用い、ISOGENによってtotal RNAを抽出し、さらにOligotex-dT30(super)を用いてPoly(A)mRNAを生成した。そして、ClontecのAdvantage RT-for-PCR kitを用いてcDNAを合成し、templateとした。次いで、ヒト多選択性有機アニオントランスポーター(human OAT1)とモノカルボン酸トランスポーター(MCT1)のプライマーを用いて、PCRを行ないPCR産物を電気泳動した。今回の検討では、MCT1のバンドは得られたが、human OAT1のバンドはMTC1のバンド程明瞭には認められなかった。
今回の研究に使用された鼻粘膜組織はアレルギー性鼻炎の病的粘膜であり、明瞭なバンドが得られなかったのは、そのためである可能性もある。平成10年度においては、安定した検出しやすい実験条件が設定された。平成10年度においては次年度のRT-PCR法によるPCR産物の単利にむけての基礎固めが行なわれた。

  • 研究成果

    (1件)

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すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] R.Kobayashi,H.Takeuchi,M.Sasaki,M.Hasegawa,K.Hira: "Detection of Epstein-Barr virus infection in the epithelial cells and lymohocytes of non-neoplastic tonsils by in Silu bybridigation and in Silu PCR." Arehives of Virology. 143. 323-326 (1998)

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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