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1998 年度 実績報告書

皮膚癌に対する新しい治療法の開発-遺伝子治療の可能性を求めて-

研究課題

研究課題/領域番号 10877281
研究機関北海道大学

研究代表者

杉原 平樹  北海道大学, 医学部, 教授 (20002157)

キーワードゲルソリン / 悪性黒色腫
研究概要

1) ヒト皮膚悪性黒色腫の手術検体におけるゲルソリンの発現を,抗ヒト・ゲルソリンモノクロナール抗体を用いたウエスタンブロット法,あるいは免疫沈降法を用い,質量の異なる異型ゲルソリンの発現を例数を増やして解析した。結果、20例中17例で、異型ゲルソリンの発現を認めた。
2) 黒色腫組織から抽出した蛋白質より,免疫沈降法を用いて,異型ゲルソリンを免疫複合体として沈殿させ回収した。これを電気泳動し,PVDF膜上に転写して異型ゲルソリンのバンドを切り出し,脱塩,ピリジルエチル化,N末端de-blockingを行なった後,アミノ酸シークエンサーを用いて,一次構造の一部を決定した。現在のところ部分的な配列のみ判明しているため,その配列を参考にプローベを作成し,黒色腫組織より得られたRNAを用いてRT-PCRを行ない,DNAシークエンサーを用いて異型ゲルソリンをコードするcDNAを探索中である。
3) 悪性黒色腫の予後と強い相関を示す腫瘍の厚さや,垂直方向の腫瘍浸潤と,異型ゲルソリンは相関が認められた。

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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