研究課題/領域番号 |
10877407
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研究機関 | 聖路加看護大学 |
研究代表者 |
佐居 由美 聖路加看護大学, 看護学部, 助手 (10297070)
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研究分担者 |
香春 知永 聖路加看護大学, 看護学部, 助教授 (30194947)
小澤 道子 聖路加看護大学, 看護学部, 教授 (40297065)
横山 美樹 聖路加看護大学, 看護学部, 講師 (70230670)
野崎 真奈美 埼玉県立大学, 短期大学部・看護学部, 助手 (70276658)
菊田 文夫 聖路加看護大学, 看護学部, 助教授 (60234184)
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キーワード | フィジカルアセスメント / 教材開発 / Physical Examination技術 / Self-Learning教材 / 呼吸器のアセスメント |
研究概要 |
今年度は実際の教材開発を目的として活動を行った。学生へのインタビューやアンケート結果により、学生にとってフィジカルアセスメントに関しての学習困難な点は以下の点であることが明らかになった。 (1)データ(知識レベル)とデータ(実際)の一致 (2)正常・異常の区別(学内の演習では正常所見しか体験できないため) (3)アセスメント結果の意味、形態機能、病態生理との関連 これらの結果をもとにどのような教材を開発するのかという点を検討した結果、以下のように決定した。 1.教材でめざすもの:(1)身体の形態(生理)・機能を押さえられること (2)Physical Examination技術(視診,触診,打診,聴診)の基本を習得できること (3)上記(1)(2)の統合化 2.目的:(1)対象;看護学初学者のSelf-Learning教材。 (2)興味を引くようにイラスト、映像を工夫する。 3.内容: 今回は最も看護場面で使う機会が多いという点や各技術を網羅しているという点で、「呼吸器」をとりあげることとし、以下の内容を含むこととした。 (1)呼吸器系の形態(生理)機能、 (2)呼吸音の正常・異常 (3)視診 (4)触診 (5)打診 (6)聴診 (7)クイズ 4.特徴:上記はそれぞれ独立した項目であり、学習者はどこからでも学習を始められる。各項目ではその「根拠」を大切にし、「何のためにみるのか、それをどう解釈するのか」という点、形態機能・病態との結びつきを強調する。また最終的にクイズで各知識の統合を図りたいと考えた。 現在実際の教材の開発途上である。(昨年度まではCAIのような教材を考えていたが、研究者が自ら開発を行えるという点から、VAIOを用いたデジタルビデオ編集で行う予定である。
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