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1998 年度 実績報告書

遺伝看護学(仮称)とその教育モデルの構築

研究課題

研究課題/領域番号 10877408
研究機関東海大学

研究代表者

横山 寛子  東海大学, 健康科学部, 助教授 (30143150)

研究分担者 太田 操  順天堂医療技術短期大学, 看護学科, 助教授 (20289870)
和田 恵子  東海大学, 健康科学部, 助手 (10287104)
守田 美奈子  日本赤十字看護大学, 看護学部, 助教授 (50288065)
溝口 満子  東海大学, 健康科学部, 助教授 (00287103)
キーワード遺伝看護 / 遺伝医療 / 遺伝相談 / 看護基礎教育 / 看護専門職 / 遺伝カウンセリング
研究概要

1. 研究目的 遺伝医療の分野は、その治療および診断技術等においては急速な発展を遂げ、遺伝相談に関わる専門スタッフ養成への気運が高まっている。しかし、看護教育の中ではこの遺伝医療を見据えた教育が行われているとは言い難い。本研究では、将来遺伝医療に携わるであろう看護専門職の役割を明確にするとともに、その教育内容の検討を行い、「遺伝看護」の教育モデルを構築するにあたっての指針を提案することを目的とする。
2. 研究実施計画 今年度は、国内及び諸外国での看護教育における遺伝関連科目展開の現状把握を行った。
1) 国内:看護系大学に教育内容・時間数・単位等の記載のあるシラバス・授業概要等の資料の送付を依頼し、遺伝看護に関連する23個のキーワードを基に、調査を行った。
2) 外国:文献およびインターネットを通じて、「遺伝看護カリキュラム」の資料を収集している。(進行中)
3. 研究成果 4年制大学48校を対象に資料を収集したが、調査に有効な資料は27校であった。
1) 「遺伝学」を独立した科目として開講していたのは12校であり、その内半数以上の大学が選択科目として位置づけていた。2)授業内容に関しては、「基礎関連科目」 「疾患関連科目」では、遺伝の基礎知識および遺伝病・先天代謝異常などの遺伝学の基礎知識が教授され、「倫理関連科目」では、生命倫理・インフォームドコンセントなどが教授され、「相談及び看護専門科目」では、家族関係・カウンセリンクなどの相談に関する基礎的能力を教授していた。
4. 考察 看護基礎教育の現状は、遺伝学の基礎知織、倫理、相談・福祉の知識など幅広く教育されていた。今後、「遺伝看護専門職」育成のため遺伝に焦点をあわせた専門知識・技術の教育を基礎・卒後教育で意図的に展開する必要があるであろう。

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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