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1999 年度 実績報告書

更年期症状による下肢の疼痛に対するセルフケア法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 10877409
研究機関北海道大学

研究代表者

森下 節子  北海道大学, 医療技術短期大学部, 教授 (80191021)

研究分担者 坂倉 恵美子  北海道大学, 医療技術短期大学部, 助教授 (10292038)
松田 ひとみ  北海道大学, 医療技術短期大学部, 助教授 (80173847)
キーワード更年期 / 下肢痛 / セルフケア
研究概要

更年期障害の1つである下肢の疲れや痛みの軽減にむけて,一人で簡単に行えるケアに関して,椅子に座った体位で,足底部と足背部,第1指と第2指を用いて,両下肢を交互にケアする,3段階構成のセルフケア法を開発した(1997,1998).平成10年度の第1回実験結果(6月)を検討し,両足部の伸展・屈曲を加え,4段階構成とした.具体的には,次の通りである.
1.第1段(パラレル法) : 足底(土踏まずの部位)面を使用し,これを対側の内側の内果から下腿内側部の約15cm間を上下に移動させる.
2.第2段(クロス法) : 足背部を使用し,これを対側の外果から下腿外側の約15cm間を上下に移動させる.
3.第3段(サンドイッチ法) : 第1足指と第2足指の曲を使用して,これを対側のアキレス腱をはさむように当てて,踵骨部から下腿外側部の15cm間を上下に移動する.
第4段(第1段〜第3段終了後に両足関節・屈曲) : 両足部を揃えて床マットから12cm程度はなし,膝関節を伸展させて,両足関節の伸展と屈曲を1回1秒の間隔で3回行う.
第2回の実験(9月)は,この4段階構成を用いて,セルフケア法と自転車こぎ運動施行後に,皮膚温・運動中の感情を測定した.この結果,セルフケア法は自転車こぎ運動に比較し,簡単な動作であるにも関わらず,心身共に良好な影響を与える運動であることが認められた.
平成11年度は,本セルフケア法の教材ビデ才を作成するために,対象は中高年女性5人と男性2人のモニターを採用し,普及のための意見を収集した.モニターの意見を加えて,ビデオの内容を検討して,教材用のビデオを作成した.
また,本研究の一部は読売新聞,1999.11.27.朝刊(全国版)の健康すくえあ面に「足の痛みに簡潔体操」としてセルケア法の手順は掲載された.

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 森下節子: "更年期女性の下肢疼痛に対するセルフケア体操の効果"看護総合科学研究会誌. 第2巻第1号. 25-34 (1999)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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