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2000 年度 実績報告書

妊娠の自動車運転の安全性に関する総合的研究

研究課題

研究課題/領域番号 10877412
研究機関大阪大学

研究代表者

山地 建二  大阪大学, 医学部, 教授 (20028658)

研究分担者 中嶋 有加里  大阪大学, 医学部, 助手 (40252704)
大森 正昭  大阪大学, 人間科学部, 教授 (20027965)
村田 雄二  大阪大学, 医学部, 教授 (40283759)
キーワード妊婦 / 自動車運転 / 分娩監視装置 / 実走実験 / アウトカム / 早産 / 臍帯巻絡 / 運転時間
研究概要

〔研究I〕平成10年度・11年度に引き続き、妊娠中の自動車運転が子宮収縮、胎児心拍、母体循環系に及ぼす影響について、携帯用分娩監視装置及び自動血圧計を装着した実走実験の分析を行い、以下の成績を得た。
1.妊娠中の自動車運転は子宮収縮の増強因子とはならない。
2.妊娠中の自動車運転は胎児心拍数図に影響しない。
3.妊娠中の自動車運転は母体循環系に影響しない。
〔研究II〕妊娠中に自動車運転を行っていた者690名、行わなかった者190名について、妊娠のアウトカムを調査し、統計学的に分析して以下の成績を得た。
1.妊娠中の自動車運転は早産の発生率を増加させない。
2.妊娠中の自動車運転は骨盤位の頻度を増加させない。
3.妊娠中の自動車運転は低出生体重児・低アプガースコア児の出生率を増加させない。
4.妊娠中の自動車運転は臍帯巻絡の発生率を増加させる。
〔研究III〕妊娠中に自動車運転を行っていた者の実体験から得られた情報を収集し、有用な情報を抽出すると次の通りである。
1.妊娠中は運転回数よりも運転時間の方が体調に影響する。
2.妊娠中の1回あたりの自動車運転時間は60分を目安とする。

  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 早川和生: "双生児Twin-talk調査結果"ツインマザースクラブ会報. 166. 15-19 (2000)

  • [文献書誌] 早川和生 他: "多胎児を生み育てる家庭への保健サービス"日本公衆衛生雑誌. 47(11). 186 (2000)

  • [文献書誌] 早川和生 他: "乳幼児期における多胎児の言語発達の遅れとTwin-talk"日本地域看護学会. 抄録集. 37 (2000)

  • [文献書誌] 早川和生 他: "ふたごの育児"厚生省児童家庭局. 70 (2000)

  • [文献書誌] 早川和生 他: "小さな赤ちゃん"厚生省児童家庭局. 60 (2000)

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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