研究概要 |
1.実験用システムを構築する為,新規ワークステーション(VisualTechnologyVT-Alpha533S/L/128)を購入し,液晶タブレットが有効に動作することを確認した.また,システム構築に必要なTcl-Tkソフトウェアライブラリを準備した. 2.線図形の構造を文脈自由文法(CFG)で記述し,線図形を含む画像から線図形構成要素を抽出する過程を経ることなく直接線図形を抽出する2次元CYK解析手法に関して,処理の高速化を行なった. 3.現在検討中ではあるが,筆順フリーオンライン文字認識における画対応問題を解くためのキューブサーチにおいて,入力漢字の総画数に対応するキューブサーチを適用するよりも,漢字を疑似的な部首に分解し,部首単位でキューブサーチを適用する方が計算量的にも有意であり,認識率の著しい低下も引き起こさないことが確認されている.なお,疑似部首への分解に関しては更なる検討が必要である.
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