• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1999 年度 実績報告書

情報付与型HMMによる文字・図形認識システムの構築

研究課題

研究課題/領域番号 10878054
研究機関九州大学

研究代表者

片山 喜規  九州大学, 大学院・システム情報科学研究科, 助手 (00214338)

キーワード1次元-2次元HMM / 文字図形認識 / 線図形構造解析 / キューブサーチ
研究概要

1.実験用システムは動作環境をUNIXとし,FreeBSD及びLinux(x86,Alpha)で動作確認を行なった.現在のシステムはタブレットドライバ,GUI,メインの3プロセスをsocket通信と共有メモリで結合させる事で実現している.タブレットドライバはSII製及びワコム製タブレットに対応している.ワコム製タブレットintuosにも暫定対応しており,座標,筆圧,ペンの傾き情報が1/50秒,1/100秒の一定間隔で収集出来る.現在,この実験用システムでデータ収集システムを構築しており,液晶タブレットPL-300を用いた筆記感覚のデータ収集環境が整備された.
2.文字の基本パターンへの分解に関しては,キューブサーチをラジカル単位分割する事による高速化と,ラジカル単位処理の制約によるストロークの誤対応の減少を同時に達成した.
3.認識アルゴリズムに関しては,ストローク結合や分断が頻繁に発生する筆記時の制約の緩い文字データから標準オンライン文字の各ストローク対応を得るアルゴリズムを考案,現在検討中である.これは,筆順付与型HMMや基本共有パターン学習用データの蓄積等にも有用であると考えられる.

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 愼 重弼 ムハマド マスルール アリ 片山 喜規 迫江 博昭: "画間相互情報を用いた筆順自由オンライン文字認識アルゴリズム"電子情報通信学会論文誌(D-II). J82-D-II・3. 382-389 (1999)

  • [文献書誌] 廣瀬 智貴 片山 喜規 迫江 博昭: "線形計画法と動的計画法によるワープに対して安定な識別関数"電子情報通信学会技術報告. PRMU99-169. 27-34 (1999)

  • [文献書誌] 中野 正史 片山 喜規 迫江 博昭: "キューブサーチのラジカル単位分解による高速化と高精度化の検討"平成11年度電気関係学会九州支部連合大会. 660-660 (1999)

URL: 

公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi