対象とするプログラムにおいて中心的な役割を担う変数に着目し、これに影響を与える命令群とこれの影響を受ける命令郡を実行順序関係を保存したまま抽出し、これを内容検索のインデックス情報とする、というのが本研究の基本的な考え方である。 本年度は対象とするプログラムから着目する変数に関するスタテックスライスを抽出するため、まず対象とするプログラムの構造をDef/Useグラフの形式により変換し、次にこのDef/Useグラフから着目する変数に関するスタティックスライスを抽出するという2段階アプローチ法の具体的な処理手順を求めた。 平成12年度は典型的なJavaプログラムのサンプル集合を対象に、上記手順により得られたスタティックスライスが検索用インデックスとしてどれほど有効かの評価を行う。
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