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1998 年度 実績報告書

磁気分離用フロック生成の研究-電解反応による磁性フロックの生成

研究課題

研究課題/領域番号 10878088
研究機関東京都立大学

研究代表者

渡辺 恒雄  東京都立大学, 大学院・工学研究科, 教授 (90240499)

研究分担者 小原 健司  電子総合研究所, 極限技術部, 主任研究員
伊藤 大佐  東京都立大学, 大学院・工学研究科, 教授 (90254151)
志村 美知子  東京都立大学, 大学院・工学研究科, 教授 (60087294)
釜崎 清治  東京都立大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (60106614)
キーワード磁気分離 / 磁性フロック / 電解反応 / 金属水酸化物
研究概要

(1) 電解反応により効率的にフロックが形成できるアルミニウム電極について、フロックの生成機構を実験的に研究した。その結果、フロックの核になる大きさが数ミクロンの水酸化アルミニウム粒子が発生する時刻は、水道水を用いた場合は数分後であるのに対し、純水に電解質を混ぜた場合とでは10分近く後になる ・陽極付近で生成されるフロックは細密構造になっているのに対して、陰極付近の生成フロックは粗密な構造になっている ・電極間の溶液全域で金属水酸化物(水酸化アルミニウム)を生成できるが、陽極と陰極の周囲ではフロックの構造に違いがあるので、マグネタイトを混ぜた磁性フロックを生成する場合に電極間で構造や形状に差異が生じる可能性がある。などが明らかになった.
(2) 微量のマグネタイトを混ぜてアルミニウム電極による電解反応で生成した磁性フロックについて、その構造を観察した結果比較的マグネタイトが分散しており、少量のマグネタイトの添加で効率的に磁性フロックを生成できる見通しを得た。
以上の知見によれば、水溶液中に含まれる不純物に対する吸着能力の高い水酸化アルミニウムに微量のマグネタイトを分散して混ぜた磁性フロックを生成できる見通しが得られた.

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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