研究課題/領域番号 |
10896001
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
三上 哲夫 北海道大学, 農学部, 教授 (50133715)
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研究分担者 |
沢田 壮兵 帯広畜産大学, 教授 (50003108)
田中 征勝 農林水産省北海道農業試験場, 畑作研究センター, 室長(研究職)
久保 友彦 北海道大学, 農学部, 助手 (40261333)
佐野 芳雄 北海道大学, 農学部, 教授 (70109528)
島本 義也 北海道大学, 農学部, 教授 (00001438)
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キーワード | テンサイ / ゲノムマッピング / 花粉稔性回復遺伝子 / BACライブラリー / RFLPマーカー / AFLPマーカー / RAPDマーカー / ポジショナルクローニング |
研究概要 |
テンサイの遺伝子マッピングや突然変異株めコレクションは、これまで国内外の研究グループが個別に進めてきた。本企河研究においては、先ず北海道大学と農林水産省北海道農業試験場がゲノムマッピングという共通の目的を設定し、必要な材料や手法を整理・統一した上で、緊密な研究協力体制を組織することにした。研究プロジェクトの柱は、(1)高密度連鎖地図の作成、(2)BACベクターを用いた、汎用性の高いクローンライブラリーの構築、(3)有用遺伝子のポジショナルレクローニングである。 胚数性、雄性不稔性、初年抽苔性といった農業上最も重要な遺伝形質を同時に分離する戻し交配集団を共通の材料とする。北海道大学ではRAPDマーカー、AFLPマーカーのマッピングを中心に進め、適宜RFLPマーカーを用いて連鎖群の同定を行う。農林水産省北海道農業試験場では主として農業特性と分子マーカーとの連鎖分析を分担する。またBACライブラリーの構築やポジショナルクローニングは北海道大学が主として分担することに決めた。 さらに平成10年8月〜9月にはC. Jung教授(ドイツ クリスチャン・アルブレヒト大学)を日本へ招き、日本のテンサイケノムマッピングプロジェクトの企画内容についてレビューを受けるとともに、RFLPマーカーの交換や遺伝子クローン化に関する役割分担(日本グループは稔性回復遺伝子のクローン化、ドイツグループは初年抽苔仕遺伝子とネマトーダ抵抗性遺伝子のクローン化をそれぞれ担当する)について合意した。
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