研究課題/領域番号 |
10898022
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
中西 守 名古屋市立大学, 薬学部, 教授 (90090472)
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研究分担者 |
手島 玲子 国立医薬品食品衛生研究所, 主任研究官 (50132882)
川戸 佳 東京大学, 大学院・総合文化, 教授 (50169736)
桐野 豊 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 教授 (10012668)
木下 一彦 慶応大学, 理工学部, 教授 (30124366)
柳田 敏雄 大阪大学, 医学部, 教授 (30089883)
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キーワード | 共焦点レーザ顕微鏡 / プローブ顕微鏡 / 超顕微技術 / ナノメートル / 1分子の可視化 / 細胞内シグナル分子 / 可視化のダイナミックス / バイオイメージング |
研究概要 |
この数年、共焦点レーザ顕微鏡やプローブ顕微鏡などに代表される超顕微技術が急速に進展し、生命科学の研究に大きな革新をもたらそうとしている。ナノメートルの高解像度の分子動態の計測や、細胞内1分子の可視化計測が可能になってきた。本研究ではそのような最新の超顕微技術を駆使して、現在の生命科学研究の最重要課題の一つである「細胞内シグナル分子の捕捉と可視化のダイナミックス」の解明を目的とする調査研究を行った。研究の遂行に当たっては、生物物理学、分子生物学、生化学、免疫学の分野で、課題の諸問題に関連して現在、我が国の研究の最先端をリードしている14人の研究者で研究班を構成し、活発な高度の調査研究を行った。具体的には、研究者ならびに研究分担者は当該年度において、種々の学会、生物物理学会(10月;福岡)、生化学会(10月;名古屋)、バイオイメージング学会(10月;浜松)、免疫学会(12月;神戸)等でシンポジウムのオーガナイザーや特別講演者を担当するとともに、海外の研究者を招聘し、各種の国際シンポジウム(2月;東京、3月;名古屋)を開催し、研究成果の公表、情報の交換、関連分野の研究の進展を図った。また、本基盤研究に関連する公開シンポジウムを名古屋で開催し、研究成果の公表、研究者間の交流を行うと同時に、若手の研究者の関連分野への研究参加についてもにも種々の試みを行った。また、米国の最先端の研究機関であるコールドスプリングハーバー研究所と国立予防衛生研究所で開催された国際シンポジウム等に参加し、研究成果の公表と、関連分野の情報の収集、研究討論、調査研究を行い、企画研究の進展を図った。同時に、次年度に特定領域研究申請のためのさらなる企画調査の実施についても班員全員が協力して推進することを決定した。
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