• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2010 年度 実績報告書

四足動物のゲノム進化における霊長類特異的変異の解析

研究課題

研究課題/領域番号 10J05008
研究機関総合研究大学院大学

研究代表者

上田 真保子  総合研究大学院大学, 生命科学研究科, 特別研究員(DC2)

キーワードゲノム比較 / 霊長類特異的進化 / 遺伝子制御領域
研究概要

本研究の目的は、霊長類への進化を引き起こした可能性のある遺伝的変化を同定することである。霊長類と他の生物の違いを作る原因の一つは、霊長類特異的な変異によって引き起こされる遺伝子制御の機能変化と考えられている。また、遺伝子制御領域の一部が、脊椎動物全般で高度に保存されるタンパク質非コード領域(CNS: Conserved Noncoding Sequence)に多く存在することが知られている。そこで、本研究では、脊椎動物の中でも特に多くの基本的ボディプランが共有される四足動物全体で強い遺伝的制約を受けているCNSを抽出し、その領域に存在する霊長類特異的な変異を同定する。各CNSからの霊長類特異的な変異の同定は、これまであまり行われていない一塩基座位での解像度で行う。この高い解像度を実現する統計的な検出力を得るため、哺乳類ゲノムに加え、霊長類に対し十分な変異が蓄積している鳥類・爬虫類・両生類のゲノムを用いる。現在、霊長類以外の四足動物特異的CNSの特定はほぼ終わり、霊長類特異的な変異が存在する領域の機能推定を行うデータが集まりつつある。本年度の成果は進化学会(東京)とSMBE2011(Lyon, France)で発表された。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2010

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 哺乳類ゲノムにおける系統特異的高度保存非コード領域の進化2010

    • 著者名/発表者名
      上田(高橋)真保子
    • 学会等名
      進化学会
    • 発表場所
      東京
    • 年月日
      2010-08-04
  • [学会発表] Identification and characterization of lineage-specific highly conserved noncoding sequences in mammalian genomes2010

    • 著者名/発表者名
      Mahoko Ueda (Takahashi)
    • 学会等名
      SMBE 2010
    • 発表場所
      Lyon, France
    • 年月日
      2010-07-06

URL: 

公開日: 2012-07-19  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi