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2010 年度 実績報告書

モンテカルロ法を用いた高精度四次元線量計算システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 10J06874
研究機関京都大学

研究代表者

石原 佳知  京都大学, 医学研究科, 特別研究員(DC1)

キーワード放射線治療 / モンテカルロ / Monte Carlo / 四次元
研究概要

本研究では、超小型C-band加速器を搭載した次世代放射線治療装置(三菱重工業MHI-TM2000)のための強度変調照射、及び動体追尾照射に対応した高精度四次元線量計算システムの開発を目的としている。
平成22年度(1年目)は、研究計画に従い(1)放射線を発生させる直線加速器ヘッド部分のモデル、(2)マルチリーフコリメータ部分のモデル、(3)マルチリーフコリメータモデルに動体処理を組込んだ強度変調照射モデルについて開発及び検証を行った。
(1)について、最適化を行い水ファントム内の軸外線量比及び深部量百分率において1.0%以内の精度で実測と一致するモデルを構築した。また、(2)に関して、マルチリーフコリメータからの漏洩線量、及び線量不均一性の検証を行い実測と2.0%以内の精度で一致した。これより、超小型C-band搭載加速器におけるコミッショニング手法を確立した。これらの成果をまとめ、第52回The American association of physicists in medicine annual meetingにて演題発表を行った。
(3)に関して、(2)のモデルに時間軸を考慮したモデルを構築した。このモデルは、実臨床で使用される前立腺がんの強度変調照射において2.8%以内の精度で実測と一致した。これらの研究成果は第52回The American society for therapeutic radiology and oncology annual meetingにて報告を行った。
また、申請書提出時の研究計画より進捗状況が良好であったため、先行し初年度にて、マルチリーフコリメータモデルの検証を行った。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2010

すべて 学会発表 (4件)

  • [学会発表] Development of Monte Carlo dose verification system for MHI-TM2000 in step-and-shoot cases2010

    • 著者名/発表者名
      Yoshitomo Ishihara
    • 学会等名
      52^<nd> ASTRO Annual Meeting
    • 発表場所
      San Diego, America
    • 年月日
      2010-10-31
  • [学会発表] MHI-TM2000装置におけるStep-and-Shootに対応したMonte Carlo線量計算システムの開発2010

    • 著者名/発表者名
      石原佳知
    • 学会等名
      第100回日本医学物理学会学術大会
    • 発表場所
      東京
    • 年月日
      2010-09-30
  • [学会発表] Development of Monte Carlo Dose Verification System for MHI-TM20002010

    • 著者名/発表者名
      Yoshitomo Ishihara
    • 学会等名
      52^<nd> AAPM Annual Meeting
    • 発表場所
      Philadelphia, America
    • 年月日
      2010-07-20
  • [学会発表] MHI-TM2000装置に対するMonte Carlo法を用いた線量検証システムの開発2010

    • 著者名/発表者名
      石原佳知
    • 学会等名
      第99回日本医学物理学会学術大会
    • 発表場所
      横浜
    • 年月日
      2010-04-11

URL: 

公開日: 2012-07-19  

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