• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2010 年度 実績報告書

ショウジョウバエを用いた左右対称性を破る新規な機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 10J07621
研究機関東京理科大学

研究代表者

中澤 直高  東京理科大学, 基礎工学研究科, 特別研究員(DC1)

キーワード左右非対称性 / ショウジョウバエ / 形態形成
研究概要

動物のからだには、遺伝的に決められた左右非対称性が認められることがしばしばあります。左右軸は、前後軸や背腹軸とともに、体軸の要素として胚発生の基礎となっています。したがって、左右非対称性の形成機構を明らかにすることは、個体発生や臓器形成を理解するための中心的な課題の1つです。そこで、本研究では、ショウジョウバエを用いて、臓器の左右対称性が破られ、左右非対称な形態に発生する過程を明らかにすることを目的としています。
左右対称性の破れに関わる遺伝子を網羅的に探索するために、生殖細胞系列において突然変異細胞をモザイクにもつ個体から、突然変異ホモ接合体胚を得る方法(生殖細胞モザイク法)を用いて、胚の消化管の左右非対称性の異常を指標とした遺伝的スクリーンを行いました。この結果、消化管の左右対称性の破れに関わると考えられる遺伝子の突然変異体を1系統単離することができました。
また、多光子共焦点顕微鏡を用いて、ショウジョウバエ胚消化管のタイムラプス観察を行いました。その結果、消化管の形態が大きく変化する時期を明らかにすることができました。また、消化管の左右非対称な形態形成には、機械的な力が必要であるのではないかと考え、消化管の左右非対称な形態を人為的に操作できるシステムを確立しました。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2010

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] Analysis of mechanical force controlled by MyosinID during the left-right asymmetric morphogenesis of epithelia in Drosophila2010

    • 著者名/発表者名
      中澤直高
    • 学会等名
      第32回 日本分子生物学会年会、第82回 日本生化学大会 合同大会
    • 発表場所
      神戸市
    • 年月日
      20101207-20101210
  • [学会発表] A genetic screen of the Drosophila second chromosome to identify genes involved in the left-right asymmetric development of the embryonic gut2010

    • 著者名/発表者名
      中澤直高
    • 学会等名
      51^<st> Annual Drosophila Research Conference
    • 発表場所
      Washington, D.C.
    • 年月日
      20100407-20100411

URL: 

公開日: 2012-07-19  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi