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2010 年度 実績報告書

学習理論に基づく数理モデルを用いた高信頼型自己組織化ネットワーク構築に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 10J09354
研究機関九州工業大学

研究代表者

野林 大起  九州工業大学, 工学府, 特別研究員(DC2)

キーワード無線LAN / マルチホップ無線網 / 異常検知 / シミュレーション
研究概要

これからの情報増大時代を考慮し,多種多様化する情報ネットワークにおいて,ネットワークを構成する各ノードが自律的に異常な振る舞いをするノードを正確に定義,検出することで異常ノードを回避したネットワークを自律的に再構築する自己組織化技術が必要とされている.そこで,本研究では多様なネットワーク上に存在する異常ノードを各ノードがネットワーク構築時から自律的に定義,検出し,さらにネットワークトポロジを考慮して異常ノードを適切に対処する高信頼型ネットワーク構築のための自己組織化技術の構築と,その有効性の評価を目的としている.2010年度の研究実績として,様々なネットワークの中で時間の経過により通信状況が変化する無線LANを用いたマルチホップ無線網に焦点を当てた異常ノードの自律的な検出手法を提案した.マルチホップ無線網はネットワークを構成するノード同士が無線通信で接続されているため,周辺の障害物や無線環境により通信性能が変動する.このようなマルチホップ無線網において異常ノードを誤検知せず,正確に検出するためのパラメータについて調査し,その調査結果を基に評価指標の候補を抽出し,異常検出アルゴリズムの検討を進めた.異常検出アルゴリズムには多数のノードの評価結果を利用し,集まったデータを集合知などの異常解析モデルをベースに,各ノードが自律的に異常ノードを検出するアルゴリズムを提案した.そして,このアルゴリズム評価のために,計算機シミュレーション上に異常検出アルゴリズムを実装し,この手法の有効性を検証した.

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2011 2010 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] A Network Reconfiguration Scheme against Misbehaving Nodes2010

    • 著者名/発表者名
      Daiki Nobayashi
    • 雑誌名

      Proc.of IEEE Local Computer Network (LCN)2010

      ページ: 432-439

    • 査読あり
  • [学会発表] アドホックネットワークにおける周辺ノードの振る舞いを考慮した送信優先度制御方式の検討2011

    • 著者名/発表者名
      野林大起
    • 学会等名
      電子情報通信学会IA研究会
    • 発表場所
      高知県高知市
    • 年月日
      2011-03-01
  • [備考]

    • URL

      http://www.net.ecs.kyutech.ac.jp/

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公開日: 2012-07-19  

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