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2012 年度 実績報告書

ニュージーランドの学校組織マネジメントに関する実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 10J10400
研究機関名城大学

研究代表者

高橋 望  名城大学, 大学院・教育学研究科, 講師

キーワードPMS / 学校管理職 / 学校組織マネジメント
研究概要

本研究の目的は、ニュージーランドで展開される業務・業績管理システム(Performance Management Systems : PMS)、及び学校管理職の養成・研修制度に着目し、両者がいかに学校組織マネジメントに貢献しているのか明らかにすることであった。
本研究の最終年度である本年度は、PMSに着目した1年目、学校管理職に着目した2年目を踏まえ、これまでの2年間の成果の整理・検討を包括的に行うこと、また不足点を補うことを第一の課題として設定した。そして、両者の関連性を検討し、本研究の主題である学校組織マネジメントの実態に迫ることを第二の課題とした。
具体的には、現地訪問調査において、再度学校訪問を行い、学校が独自に作成しているPMS関連文書の収集や校長・教職員へのインタビュー調査を実施し、実態の更なる追究を行った。ニュージーランドは自律的な学校経営を推進しているため、PMSの取り組みは学校ごとに特色を有しているからである。一方、学校管理職に関しては、教育省の担当者、及び学校管理職研修を中心的に担っているオークランド大学担当者にインタビュー調査を実施した。加えて、不足資料を補うために、オークランド大学やヴィクトリア大学の図書館、及び国立図書館での資料収集を行った。
その結果、学校管理職は養成・研修制度において組織マネジメントの素養を身につけ、PMSを活用することによって「人」の管理を行っている実態が見出された。学校組織マネジメントの全体像については、更なる研究の必要性が指摘される。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2013 2012

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件) 図書 (2件)

  • [雑誌論文] 「校長の専門職基準」の活用可能性-静岡県指導主事研修の実施結果を手がかりとして-2013

    • 著者名/発表者名
      武井 敦史・高橋 望
    • 雑誌名

      静岡大学教育学部研究報告(人文・社会・自然科学編)

      巻: 63 ページ: 145-160

  • [学会発表] 教師教育における専門職スタンダードの可能性-ニュージーランドの実践の検討をもとに-2012

    • 著者名/発表者名
      高橋 望
    • 学会等名
      オセアニア教育学会第16回大会
    • 発表場所
      玉川大学
    • 年月日
      2012-12-09
  • [図書] 『学校評価システムの展開に関する実証的研究』(福本みちよ編)「『京都方式』の学校運営協議会を活用した学校評価システム-京都市-」(第7章)2013

    • 著者名/発表者名
      高橋 望
    • 総ページ数
      497
    • 出版者
      玉川大学出版部
  • [図書] 『教育学の探究』(佐藤博志編)「教育改革の展望」(第5章第1節~第3節)2013

    • 著者名/発表者名
      高橋 望
    • 総ページ数
      139
    • 出版者
      川島書店

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公開日: 2014-07-16  

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