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1999 年度 実績報告書

事例ベース推論におけるクリティカルな事例の発見

研究課題

研究課題/領域番号 11130202
研究機関北海道大学

研究代表者

佐藤 健  北海道大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (00271635)

キーワード事例ベース推論 / HYPO / 単調論理関数 / クリティカルな事例 / 事例圧縮 / PAC学習
研究概要

事例ベース推論による概念学習において,概念を表現するために必要最小限の事例の集合のことを,本研究ではクリティカルな事例の集合と呼ぶ.本研究の目的は,このクリティカルな事例集合を発見するための手法の提案およびその手法の理論的解析を行なうことと実際の応用分野への適用を行なってその有効性を検証することである.
本研究の成果は以下である.
未知の論理関数に関するクリティカルな事例ベースの近似構築法の提案 今まで我々が行なってきた集合の包含関係に基づく類似度を使った事例ベース推論により,1つの事例ベースは論理関数を表現する.このことから,未知の論理関数に対して,サンプリングおよび所属性質問を行なうことにより,クリティカルな事例ベースを近似する手法を提案した.
上記手法のPAC学習による解析 事例の集合に確立分布を導入することにより,上記手法のPAC学習による解析を行なった.それによれば,アルゴリズムの出力の事例ベースによる分類誤りがεを超える確率がδを超えないようにでき,さらに,論理関数fに対して,fを表現するのに必要な事例ベースの最小の大きさが,|DNF(f)|をfの選言標準形の最小サイズ,|CNF(f)|を連言標準形の最小サイズとしたとき,事例のサンプル数が,たかだか(1/εln1/δ)・|DNF(f)|・(1+|CNF(f)|)であり,アルゴリズム中で必要な所属性質問の数はたかだかn^2・|DNF(f)|・|CNF(f)|となる.

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] K.Satoh, R.Nakagawa: "Discovering Critical Cases in Case-Based Reasoning"Online Proc. of the 6th Symp. on AI and Math. http://rutcor.rutgers.edu/^〜amai/AcceptedCont.htm. (未定). (2000)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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