1.(1)昨年度開発に成功したタバコ葉緑体in vitroエディティング系をさらに改良し、タバコndhB mRNAもin vitroでエディットされることを示し、この系が汎用性を持つことを示した。 (2)上記のin vitro系を用いてタバコpsbLとndhB mRNAのRNAエディティングに必須のシス配列を同定した。 (3)さらに、上記のpsbL mRNAのシス配列と相互作用するトランス因子を同定した。 (4)さらに、葉緑体mRNAの翻訳に関与する5種の葉緑体RNA結合タンパクのRNAエディティングに関与することを調べた。 2.(1)タバコ葉緑体と非光合成タバコ培養BY-2細胞の色素体のそれぞれのリボソームタンパク質とそのmRNAの蓄積量を比較し、またその翻訳開始効率をin vitro翻訳系にて比較検討した。 (2)リボソームタンパク質S2とS19をコードしているrps2およびrps19のmRNAの翻訳シス配列を、葉緑体in vitro翻訳系と新たに開発したBY-2色素体in vitro翻訳系を併用して解析した。
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