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1999 年度 実績報告書

ねじれ変異株を用いた細胞伸長制御機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 11163218
研究機関奈良先端科学技術大学院大学

研究代表者

橋本 隆  奈良先端科学技術大学院大学, バイオサイエンス研究科, 教授 (80180826)

キーワードアラビドプシス / 細胞伸長 / ねじれ / 表層微小管 / チューブリン
研究概要

胚軸や根の表皮細胞層が右回りにねじれるアラビドプシスのねじれ変異株(特にspiral1)を用いて、表層微小管の配向制御の分子機構を解析している。
根の伸長領域の表皮細胞の表層微小管の配向は根のねじれ方向を説明できるようなヘリックスの巻き方向であった。SPR1タンパク質は野生株のミクロソーム画分に検出され、可溶性画分には検出されなかった。SPR1を強制発現させた植物体ではミクロソーム画分と可溶性画分の両方に多量のSPR1が検出された。Yeast two-hybrid systemによりクローニングされた新規タンパク質(SPI)及びSPIにGFPを結合させたタンパク質を強制発現させた形質転換体を得ようと試みたが、得られた系統では全てco-suppressionによりSPIとその相同遺伝子の両方の発現が抑制されていた。タマネギ表皮細胞、アラビドプシス胚軸表皮細胞、アラビドプシスプロトプラストにおいてSPI-GFPを一過的に発現させると、細胞表層、細胞質で繊維状、核内などに局在が認められた。Spr1-1を突然変異剤で処理したM2種子から選抜した根と胚軸のねじれを抑制したりねじれ方向を逆転させるような変異株(ssp)の中で、spr1-1変異の有無に係わらず根と葉柄の表皮細胞が左巻きにねじれている変異株lefty(lft)の解析を進めた。Lft1およびlft2には野生型backgroundで劣性、spr1backgroundで半優性である。Lft1をfine mappingしたところ、該当領域のα-tuculin6遺伝子にミスセンス変異を見だした。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] K.Ueda et al: "Visualization of microtubules in living cells of transgenic Arabidopsis thaliana"Protoplasma. 206. 201-206 (1999)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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