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2002 年度 実績報告書

古典学の再構築・調整班研究B03「近現代社会と古典」

研究課題

研究課題/領域番号 11164101
研究機関東京大学

研究代表者

月村 辰雄  東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 教授 (50143342)

研究分担者 葛西 康徳  新潟大学, 法学部, 教授 (80114437)
川中子 義勝  東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (60145274)
中川 純男  慶応義塾大学, 文学部, 教授 (60116168)
佐々木 あや乃  東京外国語大学, 外国語学部, 助手 (60272613)
多賀 茂  京都大学, 総合人間学部, 助教授 (70236371)
キーワード古典 / 古典教育 / 伝統 / ギリシア語 / ラテン語 / 学校制度 / カリキュラム / ベルリン大学
研究概要

本研究は,古典の受容に関してもっとも重要なファクターであると考えられる古典教育について,現代,世界の各地域でどのように意義づけられ,どのように教えられ,かつそれぞれの文明圏にどのような効果を及ぼしているのかを,内外の研究者を招いて共同討義によって明らかにし,その上でさらに考察を深めようとしたものである。本年度は4名の研究者を講演に招いた。その結果,近代の古典学の源流の一つともいえるベルリン大学における古典教育の具体像,近現代を通じて200年以上も古典研究のエリート層育成に力があったフランスのコンクール・ジェネラルというシステム,が明らかとなった。また,ホメロス以来の光輝ある古典の伝統と現代ギリシア語による一般大衆教育との鋭い対立という問題を抱えるギリシアの実情報告は,古典教育の持つマイナス面に対する意識を新たにさせた。(これは今後の検討課題である。)以上のより詳細な内容は,特定領域研究「古典学の再構築」研究成果報告書第7分冊,B03調整班報告書において発表される。

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 月村 辰雄: "マルコ・ポーロを原典から読む"『全訳マルコ・ポーロ,東方見聞録』,岩波書店. 223-228 (2002)

  • [文献書誌] 月村 辰雄: "ラテン語の興亡"大修舘書店『言語』. 9月号. 46-53 (2002)

  • [文献書誌] 月村 辰雄: "マルコ・ポーロ-幻想のアジアへの旅"大修舘書店『しにか』. 9月号. 34-39 (2002)

  • [文献書誌] 中川 純男: "認識とことば-アウグスチヌスにおけることばの概念"『西洋精神史における言語観の諸相』慶応義塾大学出版会. 129-148 (2002)

  • [文献書誌] 葛西 康徳: "ホメーロスにおける神々の一断面-社会関係と説得"『神話・伝説』高志書院. 2月号. 1-23 (2003)

  • [文献書誌] 月村 辰雄: "フランスの言語文化"(田村毅と共編著)放送大学教育振興会. 304 (2002)

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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