研究概要 |
中国古典の西洋哲学者における受容と対応テーマに今年度のを研究はヘーゲルを中心に研究を進めた。基礎研究として『メモワール・ド・シノワ』全16巻の論文リストをデータベースに入力し,それをもとにヘーゲルが利用した文献調査を行った。ヘーゲルが『宗教哲学講義』『歴史哲学講義』『哲学史講義』で用いた中国古典関係の典故と,ヘーゲルの理解の距離が明確になった。成果は平成11年11月13日原典班研究会(京大会館)において口頭にて発表を行った。 なお、「古典学の再構築」の公開シンポジウム「文明と古典」(日本学術会議共催)のパネルディスカッションのパネラーとして,発表のために、「中国文明と中国古典」の原稿を著し,そのシンポジウムの要旨集に掲載されるが,その発表は来たる平成12年3月24日(乃木坂学術会議)に行われる予定である。
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