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1999 年度 実績報告書

古典学の再構築・調整斑研究AO1「原典」

研究課題

研究課題/領域番号 11164208
研究種目

特定領域研究(A)

研究機関東京大学

研究代表者

池田 知久  東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 教授 (50036555)

研究分担者 御牧 克己  京都大学, 大学院・文学研究科, 教授 (20109060)
高橋 孝信  東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 助教授 (10236292)
五味 文彦  東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 教授 (60011326)
間野 英二  京都大学, 大学院・文学研究科, 教授 (10027964)
キーワード古典学 / 原典 / 写本 / 版本 / 筆写 / 目録 / 抄写 / 古文書
研究概要

1.本年度は2回の研究集会を開催した。第1回は5月に東京で、7名が中国・イスラム・日本・タミル・西欧の各文明における原典の状況、原典研究の状況の概略を報告した(池田知久・井谷鋼造・五味文彦・関口順・高橋孝信・堀池信夫・松川節)。第2回は11月に京都で、5名が中国・イスラム・日本の各文明における原典の状況・原典の調査・研究結果について専門的な報告を行い(池田知久・久保一之・五味文彦・堀池信夫・間野英二)、出席者全員が討論を行った。原典班の研究成果は各研究者の手で報告書にまとめられ、ニューズレター『古典学の再構築』に掲載されている。
2.原典班の研究を推進する一助として、画像処理の可能な高性能のネットワークプリンターおよび文献複写用の写真器材を購入し、東京大学文学部に設置して研究者の共同利用に供した。
3.東京大学文学部に設置してあるパソコンを利用して、中国関係の新出資料など諸原典のデータベースを作成した。入力は研究者の無償奉仕であるが、一部分、学生アルバイト・嘱託アルバイトに委嘱した。また、原典班に関わる諸般の事務を処理するために嘱託アルバイトを委嘱した。
4.他の古典諸学との協力・連携を求めて、本年度1回の公開シンポジウム「文明と古典」を開催した(平成12年3月の2日間、東京)。内外から裘錫圭(中国、北京大学)などの著名な学者を招聘して基調講演・パネルディスカッション・全体討議を行い、原典班からは「原典班研究報告」を始めとして5名が全体・イスラム・日本・タミル・インドの各文明における原典研究について専門的な報告を行い(池田知久・井谷鋼造・尾上陽介・高橋孝信・松田和信)、出席者の間で討論を行った。

  • 研究成果

    (8件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (8件)

  • [文献書誌] 高橋孝信: "古典文学それとも古代文学"古典学の再構築. 5. 38-39 (2000)

  • [文献書誌] 堀池信夫: "西洋近代哲学と中国古典"古典学の再構築. 4. 10-11 (1999)

  • [文献書誌] 森山清徹: "チベット蔵・外文献学説綱要書の視座より見たインド古典緒論書の思想の文学的研究"古典学の再構築. 4. 11-11 (1999)

  • [文献書誌] 松田和信: "スコイエン・コレクションのアフガニスタン出土仏教写本研究"古典学の再構築. 4. 11-11 (1999)

  • [文献書誌] 井谷鋼造: "近世ペルシア語によるイスラーム世界史記述の展開に関する古典文献学的研究"古典学の再構築. 4. 12-12 (1999)

  • [文献書誌] 久保一之: "いわゆるティムール朝ルネサンス時代におけるペルシア語・チャガタイ語文献の研究"古典学の再構築. 4. 12-13 (1999)

  • [文献書誌] 池田知久: "郭店楚簡老子研究"東京大学文学部中国思想文化学研究室. 371 (1999)

  • [文献書誌] 池田知久(監修): "郭店楚簡の思想史的研究"東京大学文学部中国思想文化学研究室. 224 (2000)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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