研究概要 |
(1)古典学において情報処理技術を用いることによって、どのような可能性が開けるかを検討するために、「古典学における情報技術の利用」研究会を、この分野に関する深い知見を有する研究者二人が在籍する山口県立大学において開催し、用例を含むデータベースの構築によって翻訳資料から原点を再構築する可能性、Webを用いてテキスト肯定を行う技法、XMLを用いたデータベースの構築法などの問題に関して、広く知見を交換した。 (2)「古典学再構築」のclassics.jpのドメインのもとに、メーリングリストを提供するなど、研究者間の情報ネットワーク構築支援活動を行った。 (3)500万画素デジタルカメラによる碑文や写本の撮影などによって、電子画像が従来の写真に変わって古典学資料として用いるのに有効であることの検証を行った。 (4)古典学研究への電子テキストの応用を促進するため、『リグヴェーダ』に関係する以下の文献をコンピュータに入力した。 (a)Durga's Commentary on the Nirukta, Chaps.1,7. (b)ArSAnukramaNI (c)SkandasvAmin-Mahezvara's Commentary on Nirukta, Chap.7. (d)SamavidhAnabrAhmaNa, Chaps.1-3. (e)SaDguruziSya's VedArthadIpikA (f)Vajasaneyi-SaMhitAAnukramaNI, Introduction
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