古典学の再構築・調整班研究B-02「伝承と受容(日本)」班は、B02-62「中世における外国文化の受容と展開」、B02-63「キリシタン文献の文化横断的研究」、B02-64「近代日本における西洋古典文化の受容と教養文化の変容に関する歴史社会学的研究」、B02-65「禅林聯句に関する基礎的研究」、B02-66「「大航海時代の語学書」としてのキリシタン文献」、B02-67「日本における唐律令・礼の継受と展開」、B02-69「古代・中世の漢文訓読文資料の文体史的研究」、B02-69「古典和歌データーベースにおける表現技法の歴史的研究」、B02-70「近衛家煕考訂本『大唐六典』の研究」の9班の研究が、有機的に結びつくように調整することを目的として、6回の会議を開き、各班の研究の内容を発表してもらい、それについて討議した。 中世における外国文化の受容という点からみれば、これらの9班の研究成果は大きいのであるが、これらをまとめて、中世全体について論じるためには、各班の研究範囲をつなぎ合わせるだけでは不十分であることが明らかとなり、その空隙をどのように埋めて行くかという点が解決できないまま、研究期間が終了してしまった。
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