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1999 年度 実績報告書

微小脳における学習・記憶の理論モデル

研究課題

研究課題/領域番号 11168224
研究機関九州工業大学

研究代表者

松岡 清利  九州工業大学, 工学部, 教授 (90110840)

研究分担者 徳成 剛  九州工業大学, 工学部, 助手 (00237075)
黒木 秀一  九州工業大学, 工学部, 助教授 (40178124)
キーワードニューラルネット / ヘブ学習 / 反ヘブ学習 / リズム / 相互抑制
研究概要

本研究の目標は,微小脳システムにおける学習のメカニズムを,理論モデルを用いて解明することにある.相互抑制結果からなるニューラルネットを取り上げ,そこで,ヘブ学習や反ヘブ学習を適用すると,どのような機能が獲得されるかを検討した.
特に,比較的少数のニューロンからなる神経回路を対象として,動的パターン(特にリズムパターン)の生成・学習のモデルを検討した.動物には,歩行運動,口胃運動などさまざまな振動的な振る舞いが見られるが,それらは,通常,central pattern generator(CPG)と呼ばれる神経回路によって生成されている.CPGは基本的には,比較的少数のニューロンが抑制性シナップスによって結合された,相互抑制形の回路である.そのような回路は,さまざまな動的パターンを発生する潜在能力を持ち,実際の動物実験においても,上位中枢からの信号などの影響を受け,CPGがリズム周波数,振幅,さらにはリズムパターンそのものをも変えることが確認されている.
本年度は,特に,相互抑制形のネットワークにおいて,反ヘブ学習が働くと,安定なリズムを発生する回路が自己組織的に形成されることを示した.

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Kiyotoshi Matsuoka: "A general theory of a class of linear neural nets for principal and minor component analysis"Artificial Life and Robotics. vol3. 101-109 (1999)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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