研究分担者 |
河本 正秀 (財)高輝度光科学研究センター, 利用促進部門, 研究員 (00300864)
引間 孝明 理化学研究所, 研究技術開発室, 研究員 (40332291)
河野 能顕 理化学研究所, 研究技術開発室, 研究員 (70321750)
三浦 圭子 (財)高輝度光科学研究センター, 利用促進部門, 主幹研究員
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研究概要 |
本研究は平成11〜12年度に行った研究課題の継続であり、本年度も引き続きSpring-8の2本の共同利用ビームライン(BL41XU, BL40B2)の利用効率の向上をはかった.BL41XUについては平成11年度に整備した「X線導入装置」と「半導体検出器」の機能をフルに活用するために,ビームライン制御ソフトウエアの拡張・整備を行った.BL40B2については平成12年度に整備した「ヘリウムガス冷却装置」を多数の試料について試用した上で,一般的な利用法をユーザーに伝達するJASRI講習会を開催した. 集合系型生物マシーナリーの研究は構造ゲノム科学の進展を先取りしたものである.関連する多数の蛋白質の結晶構造を網羅的に決定しようとする集合系型生物マシーナリーの研究をさらに発展させる目的で,今年度から多数の蛋白質試料の結晶化条件の探索を自動化する結晶化ロボットと,多数の結晶を回折計へ自動的にマウントしセンタリングするロボットの開発を開始した.自動マウント/センタリングロボットについては,6軸ロボットアームを利用して自動マウントの信頼性を確認するとともに,蛋白質結晶に一般的に見い出される紫外吸収を利用した自動センタリングの可能性を検討した.
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