• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2000 年度 実績報告書

左右の手の協調運動における手の視覚像の役割と中枢機構

研究課題

研究課題/領域番号 11170205
研究機関東北大学

研究代表者

虫明 元  東北大学, 大学院・医学系研究科, 助教授 (80219849)

キーワード到達運動 / 眼球運動 / 視覚像 / 運動前野
研究概要

対象物へ視覚性に上肢到達運動を行う場合には、ターゲットの視覚空間情報のみならず、行動者自身の手の視覚像の情報も大切である。手の視覚像の情報特にどの部位をどのターゲットに移動させるかを指示して課題を行わせた。視覚情報と体性感覚由来の情報を解離させて行わせて、実際の手の運動と手の視覚像を解離させた。運動前野には、手のどの部位をターゲットに移動させるかという指示に依存して同じ運動であっても変化を示す細胞が存在した。また手の視覚像の移動と手の実際の移動方向では、視覚像の移動方向により関与するものが存在し、このような視覚情報に依存した活動は、一次運動野では見られなかった。このことから、運動前野では手の実際の運動より、視覚像の運動に関与することから、左右の手の協調運動に関しても、視覚像としての手の情報を用いて行う可能性が示唆される。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Fujii N.,Mushiake H and Tanji J.: "(2000) Rostrocaudal distinction of the dorsal premotor area based on oculomotor involvement"J.Neurophysiol. 83. 1764-1769 (2000)

  • [文献書誌] 虫明元: "上肢および眼球の大脳皮質運動関連領野におけるターゲット指向運動の表現"脳の科学. 22. 795-800 (2000)

  • [文献書誌] Mushiake H,Saito N,Sakamoto K,Sato Y,and Tanji J.: "Visually based path-planning by Japanese monkeys Cog.."Brain Res.. (in press). (2000)

URL: 

公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi