研究課題
本研究課題では、21世紀の高等教育におけるマルチメディア教育利用への展望を行うことを目的に、今後社会で期待される専門的人材養成の在り方、外国語(留学生に対する日本語を含む)コミュニケーション能力や情報活用能力・メディアリテラシー等、基礎能力の教育改善、人文・社会科学各分野における、マルチメディア情報通信等を活用した専門教育、外国語教育、情報教育の在り方、文理協調による教育・学習リソースの開発・運用、人文・社会科学、広くは高等教育全分野におけるマルチメディア・情報通信技術の教育利用の高度化、今後各大学に整備されるであろうメディアセンターの基本構想、そうした各大学メディアセンター間の連携のあり方等について、討議を行い、論点をまとめた。また、本研究課題は、特定領域研究(A)「高等教育改革に資するマルチメディアの高度利用に関する研究」(領域代表者・坂元昂、領域番号120)の総括班が担当するものであり、最終年度における本領域全体の取りまとめの遂行、評価を実施した。総括班会議を2回開催し、領域全体の研究進捗状況を検討評価するとともに、研究成果の還元の方略について検討を行った。また、特定領域各研究項目間・内での協力・連携を図るとともに、研究成果をいち早く社会に還元するため、領域全体会議を公開で2回開催したほか、研究報告書やニュースレター第6-7号の発行、ホームページの開設を行った。研究成果の詳細については、こうした著作物を参照されたい。