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1999 年度 実績報告書

がんと診断と治療

研究課題

研究課題/領域番号 11180101
研究種目

特定領域研究(A)

研究機関東京大学

研究代表者

中村 祐輔  東京大学, 医科学研究所, 教授 (70217909)

研究分担者 上田 龍三  名古屋市立大学, 医学部, 教授 (20142169)
斎藤 泉  東京大学, 医科学研究所, 助教授 (70158913)
珠玖 洋  三重大学, 医学部, 教授 (80154194)
上原 至雅  国立感染症研究所, 生物活性物質部, 室長(研究職) (50160213)
平岡 真寛  京都大学, 医学研究科, 教授 (70173218)
キーワードがんの個性診断 / オーダーメイド医療 / 免疫療法 / 遺伝子治療 / 分子標的治療 / 化学療法 / 放射線治療
研究概要

以下の研究方針を設定し、それらの基準に基づいて、研究を推進するために47名の計画班員を選定した。診断については、それぞれの患者の特性やがんの「個性」を診断して、最小限の副作用で最大限の効果が期待できるような的確な「オーダーメイド」治療を行うことのできる指針を提供することが、がん患者のQuality of Lifeをよりよいものにする観点から、がんの「個性」診断の基礎的研究を行う研究者7名を選定した。分子細胞生物学や免疫学・発生工学などの成果によってがん化の分子機構やがんに対する免疫の仕組みが明らかになってきている。したがって、治療については、これらの基礎研究の発展こそが治療への応用につながることを念頭に、さらに基礎研究を推進していくことや、これら基礎研究の臨床への橋渡し的な研究の推進に対しても積極的にサポートする方針を決定した。このような観点から、新規制がん剤の開発を中心に9名、放射線療法の基礎的な研究を推進する目的で8名の計画班員を選んだ。遺伝子治療については欧米に比して大きな遅れをとっているが、ウイルスベクターや他の遺伝子導入法等の開発などの重点的推進が必要であり、この領域の研究推進のため、7名の計画班員を選出した。また、がんの免疫療法や分子標的療法などについては、最近、臨床応用につながりそうな研究が報告されているので、これら応用への期待のつながる研究について免疫療法7名、分子標的治療9名の重点的支援を行うことを決定した。

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] Tanaka, H.: "Identification of a novel human ribonucleotide reductase gene, RR3, involved in a TP53-dependent DNA-damage checkpoint"Nature. in press.

  • [文献書誌] Nagasawa, Y.: "Transformation and morphological changes of murine L cells by transfection with a mutated of β-catenin"Cancer Research. 59. 3539-3542 (1999)

  • [文献書誌] Hirotani, M.: "NH_2-terminal BH4 domain of Bcl-2 is functional for heterodimerization with Bax and inhibition of apoptosis"J. Biol. Chem.. 274. 20415-20420 (1999)

  • [文献書誌] Yamori, T.: "Potent antitumor activity of MS-247, a novel DNA minor groove binder, evaluated by an in Vitro and in Vivo human cancer cell line panel"Cancer Research. 59. 4042-4049 (1999)

  • [文献書誌] Okumura, K.: "Activated Ki-Ras suppresses 12-O-tetradecanoylphorbol-13-acetet-induced activation of the c-Jun NH2-terminal kinase pathway in human colon cancer cells"Cancer Research. 59. 2445-2450 (1999)

  • [文献書誌] Yagi, K.: "Alternatively-spliced variant of Smad2 lacking exon 3: comparison with wild-type Smad2 and Smad3"J. Biol. Chem.. 274. 703-709 (1999)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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