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1999 年度 実績報告書

最高エネルギー衝突反応の理論的研究

研究課題

研究課題/領域番号 11202203
研究種目

特定領域研究(B)

研究機関高エネルギー加速器研究機構

研究代表者

萩原 薫  高エネルギー加速器研究機構, 素粒子原子核研究所, 助教授 (50189461)

研究分担者 浅井 祥仁  東京大学, 素粒子物理国際研究センター, 助手 (60282505)
久野 純治  高エネルギー加速器研究機構, 素粒子原子核研究所, 助手 (60300670)
神前 純一  高エネルギー加速器研究機構, 素粒子原子核研究所, 助手 (60169787)
野尻 美保子  京都大学, 基礎物理学研究所, 助教授 (30222201)
川越 清以  神戸大学, 理学部, 助教授 (40183785)
キーワードリニアコライダー / 光子コライダー / ミューオンコライダー / LEP2 / LHC / テヴァトロン
研究概要

本年度はLEPIIに於ける新粒子生成のシミュレーション、そして精密測定と標準理論の予言との定量的比較とを、計画研究A・B班との緊密な連携の下で行なった。特にシミュレーション・ソフトの開発はLEPIIでの実験解析チームとの協力が不可欠のため現在(平成11年10月)までに浅井祥仁と神前純一をCERNに派遣し、本年度中に川越清以もCERNに派遣する予定である。浅井祥仁は主に超対称性粒子の対生成と崩壊、神前純一と川越清以は主に軽いヒッグスボソンとZボソンの対生成に関するシミュレーションを重点的に進めている。また、神前純一と萩原薫は物理シミュレーション・ソフトの基盤となる基本プログラム、HELASの改良版を準備中である。
LEPIIでの精密測定の物理に関しては、Wボソン質量のさらなる精密測定の意義を理論的に検討し、超対称性標準模型に於いて定量的、包含的な検討を行ない、投稿論文を準備中である。最高エネルギーでのe^+e^-→W^+W^-過程の精密測定による、超対称性粒子の輻射効果の計算を系統的に進めており、スクォーク・スレプトンの効果について本年度中に投稿論文として発表する。更に、将来のリニアコライダーにおけるe^+e^-→ZH過程、γγ→tt過程の精密測定により、新しい物理のヒント、また新しい粒子の発見が可能となること等の理論的知見が得られたので、発表する予定である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 渡部勇 他: "Production of scalar Higgs and pseudscalar Higgs in multi-Higgs doublet models"Europian Physical Journal. C (掲載予定). (2000)

  • [文献書誌] 萩原薫 他: "Prospects of measuring general Higgs couplings at ete-colliders"Europian Physical Journal. C (掲載予定). (2000)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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