• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2000 年度 実績報告書

マントルプルームと海台の研究

研究課題

研究課題/領域番号 11204202
研究機関東京大学

研究代表者

玉木 賢策  東京大学, 海洋研究所, 教授 (50188421)

研究分担者 沖野 郷子  東京大学, 海洋研究所, 助手 (30313191)
今西 祐一  東京大学, 海洋研究所, 助手 (30260516)
中西 正男  東京大学, 海洋研究所, 助手 (80222165)
巽 好幸  海洋科学技術センター, 地球固体総合フロンティア, 領域長 (40171722)
篠原 雅尚  東京大学, 地震研究所, 助教授 (90242172)
キーワードマントル対流 / マントルプルーム / 海台 / 白亜紀 / プレートテクトニクス
研究概要

I.オントンジャワ海台の形成過程の解明
本年度は、オントンジャワ海台において掘削が実施された。掘削試料を入手し、現在地球化学的分析をおこなっている。また、オントンジャワ海台及びその周辺の磁気異常解析を進め、オントンジャワ海台の形成テクトニクスに関して研究をおこなった。その結果、オントントンジャワ海台の形成過程において、マイクロプレートが短期間存在していたことが明らかになった。また、オントンジャワ海台の形成過程に影響を与えたと考えられているマキヒキ海台の形成過程に関する研究を開始した。
II.マントルプルームと海嶺の相互作用の解明
マントルプルームと海嶺の相互作用の解明のために、東京大学海洋研究所研究船白鳳丸による研究航海を実施した。実施期間は平成12年12月4日から平成13年1月12日までであった。実施した観測内容は、海底地形精査、地磁気・重力探査、音波探査、海底岩石採取、採泥、CTD観測・採水、微小地震観測であった。データの解析は現在進行中であるが、現在明らかになったことが下記のとおりである。
1.海底地形精査から、アデン湾の中央海嶺の地形的特徴を従来の研究より詳細に明らかにした。
さらに、マントルプルームに近づくにしたがって、海嶺の地形的特徴が変化することが確認した。
2.地磁気観測からは海嶺における磁気的性質を明らかにした。
3.CTD観測から、現在非常に活発に熱水活動をおこなっている海嶺を発見した。
4.海嶺周辺における微小地震が1日に100回以上起こっていることを明らかにした。

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 玉木賢策: "超大陸ゴンドワナの大分裂と生物進化"月刊海洋. 32・4. 259-263 (2000)

  • [文献書誌] 巽好幸: "Contrasting behavior of noble-metal elements during magmatic differentiation in basalts from the Cook Islands, Polynesia."Geology. 28. 131-134 (2000)

  • [文献書誌] 巽好幸: "Activation of Pacific mantle plumes during the Carboniferous : evidence from accretionary complexes in southwest Japan,"Geology. 28. 580-582 (2000)

  • [文献書誌] 巽好幸: "A simple model of mantle convection including a past history of yielding"Geophys.Res.Lett. 27. 1559-1562 (2000)

  • [文献書誌] 巽好幸: "Transition from arc to intraplate magmatism associated with bacjarc rifting : evolution of the Sikhote Alom volcanism"Geophys.Res.Lett. 27. 1587-1590 (2000)

  • [文献書誌] 巽好幸: "Continental crust formation by delamination in subduction zones and complementary accumulation of the EMI component in the mantle"G-cubed. 1,Dec. (2000)

URL: 

公開日: 2002-04-03   更新日: 2012-11-15  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi