研究課題/領域番号 |
11204204
|
研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
高橋 孝三 九州大学, 大学院・理学研究科, 教授 (30244875)
|
研究分担者 |
多田 隆治 東京大学, 大学院理学系研究科, 助教授 (30143366)
小泉 格 北海道大学, 大学院理学研究科, 教授 (20029721)
酒井 治孝 九州大学, 大学院・比較社会文化研究科, 教授 (90183045)
徐 垣 海洋科学技術センター, 主幹(研究職)
北里 洋 静岡大学, 理学部, 教授 (00115445)
|
キーワード | ベーリング海 / ピストンコア / マルチプルコア / 国際掘削計画 / 珪藻群集 / オホーツク海 / レディオラリア化石 / 古環境復元 |
研究概要 |
本研究の第二年度である平成11年度には、有孔虫、レディオラリア、および珪藻フラックスに関する時系列解析が進展した。特にレディオラリアフラックスについては、1999年7月までの時系列フラックス観測の骨子の第一段階が完了し、現在統計解析等の詳細な項目の検討がおこなわれている。珪藻フラックスについては、1990-1998年の8年間時系列フラックスの基本計数が完了し、現在執筆のための解析段階にはいったところである。本研究の主要海域である中部亜寒帯(Station SA)およびベーリング海(Station AB)とアラスカ湾(Station PAPA,Station C)との比較結果は、以下の様な珪藻フラックス順位が確定した:(1)Station AB,(2)Station SA,(3)Station PAPA,(4)Station C。有孔虫フラックスのレベルについては、珪藻フラックス順位と逆の傾向がみられ温度依存の傾向が大であることが示唆された。 出版物としては、ベーリング海における海洋環境・古環境をまとめた別記論文出版ができた。中部亜寒帯およびベーリング海における物質フラックスの1990-1995年の纏めは、現在Deep-Sea Researchにて印刷中である。
|