研究分担者 |
松下 貢 中央大学, 理工学部, 教授 (20091746)
西浦 廉政 北海道大学, 電子科学研究所, 教授 (00131277)
蔵本 由紀 京都大学, 大学院・理学研究科, 教授 (40037247)
俣野 博 東京大学, 大学院・数理科学研究科, 教授 (40126165)
西田 孝明 京都大学, 大学院・理学研究科, 教授 (70026110)
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研究概要 |
我々の研究グループは総括班と5つの研究班から構成されているが、大きく分けて、非平衡物理・生物グループ(A,C班)、流体グループ(D班)、数理解析グループ(B,E班)からなっている。A班は大自由度散逸系における時空乱れの特異性に関する研究,B班は特異性極限法による散逸系の時空パターンの解明,C班は生物系の現れる成長パターンの多様性の研究,D班は流れと波動の特異性に関する研究,E班は特異性の数理構造の研究をそれぞれ研究課題として研究を開始し、一定の成果をあげたが、総括班としては、全体としてどのようにまとめていくかを苦慮した。先ずA班からE班までの今年度の研究方向の具体的な計画を知るために、領域代表者が直接研究代表者と会って話をし、他の班の状況を説明することにした。平成12年からは各班の班会議を積極的に支援し、A班とB班の共同研究の可能性、B班とC班の生物パターンの界面ダイナミクス方からの接近の可能性、B班とE班の特異極限法の発展の可能性について議論した。これらの議論は来年度の研究遂行に役に立つものと期待している。 領域全体としての情報に関してニュースレター(NNS News)を発行することにした。残念ながら、今年度は第1号のみの発行で終わったが、研究目的、本研究が主に支援した研究会の案内等の情報を多くの人達に知らせることができたと思う。 本年度の期間はあまりにも短いものであったが、平成12年1月東京において、公開シンポジウムを開催した。自然科学の広い分野から積極的に参加を呼び掛けて、述べ100人程度の参加者があった。最終日には、各班の代表者が集まり、総括班会議を開催し、各班の来年度の研究計画を確認した。
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