研究課題/領域番号 |
11214101
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
三村 昌泰 広島大学, 大学院・理学研究科, 教授 (50068128)
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研究分担者 |
松下 貢 中央大学, 理工学部, 教授 (20091746)
西浦 廉政 北海道大学, 電子科学研究所, 教授 (00131277)
蔵本 由紀 京都大学, 大学院・理学研究科, 教授 (40037247)
俣野 博 東京大学, 大学院・数理科学研究科, 教授 (40126165)
西田 孝明 京都大学, 大学院・理学研究科, 教授 (70026110)
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キーワード | 特異極限解析 / 特異的乱流 / 高分子鎖の自励振動 / コロニーの周期成長 / 不安定成長系 / 自己複製パターン / 遷移過程解析 / 熱対流系 |
研究概要 |
我々の研究グループは5つの研究班と総括班から構成されている。各研究班の研究実績は個々に報告されているので、主に総括班として本年度の成果概要を述べる。先ず最初に総括班として力を注いだのは、本研究課題と密接な関係を持つ「非線形非平衡系の数理」を平成12年度京都大学数理解析研究所プロジェクト計画「反応拡散系:理論と応用」の一環として行うことであった。そのために各班の代表者に研究課題と関連するテーマで国際会議を開催することを要請し、関連する分野で国際的に活躍している国内外の研究者の参加を求め、各班の成果報告、意見交流を行った。総括班はこれらの計画遂行を積極的に支援した。詳細な内容は4ケ月毎に発行しているニュースレター(NNS News)およびホームページにおいて報告されている。更に、平成13年2月東京において、本年度成果報告として「公開シンポジウム」を開催した。数学、物理、化学、生物等諸分野において非平衡科学に興味を持つ人達が多数参加し、各班の研究性か報告およびそれに関連して活発な議論が行われた。 一方、総括班会議において各班独自の研究を遂行するだけではなく、班を超えて複合的な研究テーマを掲げることの重要性を議論した。本年度は「非線形非平衡系にに現れる時空間パターンの多様性」を合同研究テーマとして採択し、非平衡物理(蔵本班)、生物解析(松下班)グループ、数理解析(西浦班)グループ、基礎理論(俣野班)グループが参加し、その研究を遂行した。そこで得られたいくつかの結果はライデン大学(オランダ)で行われた国際会議で招待講演として報告された。
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