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1999 年度 実績報告書

原子光学(レーザー冷却の技術的応用への研究)

研究課題

研究課題/領域番号 11216202
研究種目

特定領域研究(B)

研究機関電気通信大学

研究代表者

清水 富士夫  電気通信大学, レーザー新世代研究センター, 教授 (00011156)

研究分担者 森永 実  電気通信大学, レーザー新世代研究センター, 助手 (60230140)
中川 賢一  電気通信大学, レーザー新世代研究センター, 助教授 (90217670)
清水 和子  電気通信大学, 電気通信学部, 助教授 (30017446)
盛永 篤郎  東京理科大学, 理工学部, 教授 (90246687)
キーワードレーザー冷却 / ボーズ凝縮 / 原子干渉 / 原子ホログラフィー / リチウム / ナトリウム / ルビジウム / 中性原子トラップ
研究概要

本年度は実質11月にスタートしたばかりなので、以前から継続している研究テーマ以外は研究準備のために費やされている。清水(富)はネオン原子のトラップを使った原子ホログラフィーの研究で、ホログラム上に電極を構成し、2次のシュタルク効果による原子波の位相シフト利用して、原子再生像の実時間コントロールを行う研究を行った。現在までに、簡単な文字の像ではあるが、文字位置のシフト、文字の消去と再現、二つの文字の入れ替え等のコントロールが出来ることを実証した。また、超低速の準安定状態ネオン原子をシリコン及びガラス表面に当て、固体表面に対する量子反射効果を初めて実証した。盛永はナトリウム原子線を使った干渉計で多重反射干渉の実験を行った。また、ナトリウム原子トラップの特性の研究を行った。さらにルビジウムの原子泉を使った原子時計の研究を準備中である。中川はルビジウム原子のボーズ凝縮体を作る研究を行っている。原子を水平方向に移動させるダブルとラップ構成を完成させ、第1トラップに10^9個以上の原子をためて第2トラップに移相することに成功している。清水(和)はリチウム(7)の量子凝縮状態を実現するべく研究を進めている。現在、磁気光学トラップの原子を4住居区磁気トラップに移すことに成功している。今後はこれを磁場が零の点がないTOP型磁気トラップに移行させる準備を進めている。また、フェルミ粒子であるリチウム(6)をトラップし、さらに冷却、高密度化して量子効果の具現に向けた研究を進める予定である。森永は就任早々で、まだ、専用の実験設備はないが、ナトリウム原子のボーズ凝縮研究を行う設備の準備中である。

  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] H.-R. Noh, K. Shimizu and F. Shimizu: "Imaging of an atomic beam with Electrostatics lenses"Phys. Rev. A. 61(印刷中).

  • [文献書誌] F. Shimizu, S. Mitake and J. Fujita: "Real time interferometric manipulation of a neutral atomic beam by electric field"Can. J. Phys.. (掲載予定).

  • [文献書誌] J. Fujita, S. Mitake and F. Shimizu: "Interferometric modulation of an atomic beam by an electric field : a phase hologram for atoms"Phys. Rev. Lett.. (掲載予定).

  • [文献書誌] 中川賢一: "電子レーザーを用いたコヒーレント原子光学"レーザー研究. 28(印刷中).

  • [文献書誌] Y. Fukuyama, H. Kanou, V.I.Balykin and K. Shimizu: "Bright Atomic Beam by a Temporal Zeeman Acceleration"Applied Physics B : Lasers and Optics. (印刷中).

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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