研究分担者 |
高橋 正明 東京大学, 気候システム研究センター, 教授 (70188051)
廣岡 俊彦 九州大学, 大学院・理学研究院, 教授 (90253393)
余田 成男 京都大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (30167027)
神沢 博 国立環境研究所, 大気圏環境部・大気物理研究室, 室長(研究職) (20150047)
塩谷 雅人 北海道大学, 大学院・地球環境科学研究科, 教授 (50192604)
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研究概要 |
本研究は,特定領域研究(B)「成層圏力学過程とオゾンの変動およびその気候への影響」の総括班であり,中層大気研究者の特にデータ解析・数値モデルによる研究を主体とする研究グループを編成して,「成層圏オゾンと大気大循環の変動に関する研究」,「大気微量成分の時空間変動を通して見た熱帯成層圏-対流圏結合」,「高分解能大気大循環モデルの開発と成層圏物質循環の研究」,「大規模大気波動に伴う物質輸送とその季節変動・年々変動」の4計画研究を総括することを目的としている.本年度は本特定領域研究の2年度目にあたる. 平成12年5月24日に日本気象学会春季大会において専門分科会「成層圏変動と気候」を本総括班の企画で開催し,本特定領域に属する研究者およびその他の研究者併せて15の講演発表および討論を行った. 平成12年6月26日に平成12年度第1回の総括班会議を開催し,各計画研究の代表者が平成11年度の研究内容を説明し,今年度の研究計画の詳細な立案を行った.また,10月17日に第2回総括班会議を開催し,9月末に行われた文部省ヒアリングで指摘された問題点に対処する方策を検討し,公開シンポジウムは計画研究毎ではなく横断的なテーマを設けて開催することにした.平成13年度以降の研究計画調書の提出に際しても問題点に対処できる体勢を取ることにした. 第2回公開シンポジウムを平成13年2月19〜20日に,京大会館で開催した.全国から50名を越える参加があり,極域化学,極渦変動・AO,熱帯域物質分布・物質交換,大気波動のテーマについて,22の講演発表および活発な討論を行い,最後に研究分野全体についての総合討論を行った. 研究計画の推進状況の広報活動としてニュースレター第2号発行,第1回公開シンポジウムプロシーディング発行,ホームページの充実を行い,研究計画・研究成果の周知をはかった.
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