研究分担者 |
後藤 輝孝 新潟大学, 自然科学研究科, 教授 (60134053)
榊原 俊郎 北海道大学, 大学院・理学研究科, 教授 (70162287)
青木 晴善 東北大学, 極低温科学センター, 教授 (60302246)
秋光 純 青山学院大学, 理工学部, 教授 (80013522)
世良 正文 広島大学, 大学院・先端物質科学研究科, 教授 (40196978)
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研究概要 |
本研究領域の採択が内定した後,総括班では9月4日に計画研究の進め方について打ち合わせる会合を持った。研究の進め方については,おおむね申請書類作成時の方針に従って行なうことを決定した。即ち,重点的に選んだ物質について,純良試料を作成し,各研究グループによる総合的測定および理論研究との有機的連携を図ることである。申請後に新しい高温強磁性体Ca_<1-x>La_xB_6の発見が欧米のグループによって報告され,今までの常識を破る興味ある性質が見出されていることから,この系も重点的な研究対象に加えることにした。平成11年度は既に半分経過しているため,必要な設備を早急に導入することも確認した。 計画研究以外の研究者にも公開する形の第1回の研究会を,2000年の1月6日から8日まで東北大学において行なった。インターネットの普及に鑑み,新しい試みとして研究会の案内は郵送文書によらず,電子メールと本研究領域のホームページによって行った。このために立ち上げたホームページには非常に多くのアクセスがあり,2月の下旬で1478件にのぼっている。公開研究会の登録参加者は138名,発表研究数は93と多数であり,我々の研究テーマが一般の強い関心に支えられていることを実感した。この研究会の講演要旨は,ニュースレターの第一号として印刷し,各方面に配布した。さらに,研究発表をより詳しく英文報告にまとめた冊子を現在印刷中である。この冊子は,総ページ数がほぼ290ページにのぼる。
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