研究分担者 |
後藤 輝孝 新潟大学, 自然科学研究科, 教授 (60134053)
榊原 俊郎 東京大学, 物性研究所, 教授 (70162287)
青木 晴善 東北大学, 極低温科学センター, 教授 (60302246)
秋光 純 青山学院大学, 理工学部, 教授 (80013522)
世良 正文 広島大学, 大学院・先端物質科学研究科, 教授 (40196978)
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研究概要 |
・研究のまとめと経過報告書の作成 本特定領域研究の主な成果をまとめ,経過報告書を作成した。主な項目は,MgB2における高温超伝導の発見とその基礎的物性解明,磁性イオンを含まない低密度キャリアー化合物の高温強磁性,CeB6およびその関連物質の軌道秩序と物性,ウラニウム化合物の軌道秩序と電子構造,自発的に低次元化する系Yb4As3とその関連物質などである。特に,MgB2は基礎物理学と応用の両面で,きわめて活発に研究が行われるようになった。本領域のはじめの計画にはなかった課題に,臨機応変に取り組んだことが成功した。 ・取りまとめ研究会開催 平成15年1月11日-12日に,本領域の計画研究メンバーを中心に仙台で公開研究会を行った。本領域の研究成果を総括すると共に,今後の発展方向を探った。後者の目的のために計画班のほかに,数人の招待講演も含め,非常に活発な議論を行った。今後発展が見込まれる研究のトピックとして,軌道自由度が超伝導や金属絶縁体転移に重要な役割を演じていると見られるスクッテルダイト系を重視した。
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